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the definition of happiness

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 『勇気100%』 やや混んだ車内で、私は骨折のため優先席に座っていた。松葉杖はなかなか嵩張る😔 隣にはダウン症の子。しばらくすると、その子が短く大声を発するやいなや、キュッと私の腕をつねった!い、痛いよ⁈ びっくりしたが、目の前に立つらしき親らしき方にもの凄く謝られて、私は何でもないと身振りで伝えながら、必死で考えた。”この子は、何を言いたいの???” illustAC そして、予測通りまた同じことが... 私はとっさに、つねりに来た手と、握手を......無表情に私を見つめる子。私は見つめ合ったまま、「あくしゅ?」と訊いてみる。変わらず無反応だったが、手を放しもしないので、そのまま、もう一度「あ・く・しゅ」と言ってみたら、大きく頭を上下に振って、ぎゅ、と握り返し、すん、と落ち着いた様子に。 。。。たぶんね、親に隣に座ってほしかったんやよね、今、思えばさ。ごめんよさっと動けなくて。握手じゃねーよ、と思ってるかも。それでも何かを感じ取って、しゃあねーな、と思ってくれたのかも。 その後、私は夜勤明けのぼんやりした頭で、他の方法についてゆるゆると考え...でもまぁ、なんかいい日だな、会えてよかったな。まだまだ温かい秋の日差しが一層ほのぼのと感じられた。 Therapy Performance Circle HP

ぐりとぐら

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 『さんぽ』 日本が誇るアニメ作品の中でも、特にスタジオジブリのものは、アカデミー賞、カンヌ映画祭、ベルリン国際映画祭等の世界の主要な映画祭で多数受賞していますね!そのテーマソングもあわせて、世界中の広い世代に好まれていると思います。 中でも、私がとても面白いな、と思っているのが『さんぽ』という曲。もともと、1,2を争う人気曲ですが、どうも、障害のある方々に、落ち着きや、焦点を合わせるような効果をもたらすこと多いように思うのです。 イラストわくわくBOX 食事や風呂の拒否が弱まったり、 大声や、走り回るなどの動作が穏やかになったり、 比較的反応が薄い方にも、表情の変化が見られたり。 必ずしも100%、ということでもないですが、さてどうしよう!と思った場面で、歌って(弾いて)みようかな?と思える曲、第一位です。 幼少のころから馴染みがあるから?優しく元気もある曲だから?それなら、ほかの曲でもよさそうじゃない?Eテレでもなく、他のジブリでもなく、『さんぽ』だけが持つ"動かす力"どんなは何だろう?どんな要素が隠れているのか、興味津々です。 作詞の中川李枝子さんの訃報があった日、ちょうど訪問先で演奏していて、リクエストでもありましたし、やはり多くの方の笑顔が見られました。そんなこともまた、世界中でたくさん起きているとは思いますが、勝手に感慨深く、言葉の力についても思いを馳せておりました。 ステキな作品を、ありがとうございます。ご冥福をお祈りいたします。 Therapy Performance Circle HP